ゲームの話:Civ5が楽しい

わし前からFPSとかアクションゲームが好きでターン制ストラテジーとかはじれったいと敬遠していた。
とは言えCODみたいな殺人マシーン訓練ゲーも嫌いで、陣取りとかある程度戦略要素があるゲームを好んでやっている(BFとかの方が好き)。



そんなわしが先日steamのセールで購入したのがCiv5ことCivilization5
アクション要素ゼロの戦略ゲーだ。





ざっくり説明すると、人類文明の歴史と発展をテーマとし、紀元前数千年から20XX年程の期間を他の国と争う。都を作り、資源を確保し、科学や文化、時には軍事力を生み出し、他の国とやりとりをしながらゲームは進んで行く。なかなか壮大なのだが、文字にするとすんげえ地味だ。

最初は小さな街を作り、未開の地の探索と蛮族の攻撃に耐える展開が続く。
しかし、農耕や陶器等の単純な技術から金属や建築などのテクノロジーに移り替わり、街には建造物が増え、国が少しづつ大きくなってゆくと、国らしくなったなぁ、とちょっとした達成感に浸れる。

基本的にこのゲームはAIないしは人間のプレイヤーと対戦するゲームで、他の国や完全にAIの国である都市国家等とのやりとりが必然的に起こる。

例えば砂糖が必要だが、自国にはなく他国に豊富にある場合は、外交により資源を交換したり、時には戦争をする事になったり…
または、他国同士の戦争の救援を要請されたり、とにかくも国家同士の接触は頻繁だ。

そんなこんなで最終的にいくつかある勝利条件(制覇、科学、文化、外交、時間)一つを先に満たせば勝利となる。
別に他の国を滅ぼさなくても勝利出来るのがポイントだ。

わしはセオリーもクソもない初心者なので適当にプレイしているが、面白くて人にプレイ内容を伝えたくなるようなゲームだ。
何せ、ガンジー率いるインドが近隣の都市国家を落としまくって帝国を築くみたいな大スケールの展開が色々な形で毎回起こる。実際の世界でも歴史に残る事はいくつもあるが、プレイ毎に毎回違う歴史が残るという点では何回もプレイしたくなるゲームである。

そしてこれは知り合いとプレイすると最高に楽しい。
先日3人でマルチプレイをした際の回想を読み物風にまとめてみる。


1984年、世界は西大陸に豊富なウラン資源を持つチンポス国、同じく西大陸にアルミ、石油を持つこーん国、東大陸に広大な土地を持つもんず国が覇権を争っていた。狭い国土を取り合う西大陸だったが、2004年、北の独立国家にが放たれた事からその雲行きを更に怪しくする。
 


それから10年後の2014年、ある悲劇が起こる。こーん国の首都ロンドンにチンポス国が誤って原子爆弾を投下したのである。これによりロンドンはその半分を破壊されたが、迅速な和平交渉により国家間戦争は回避された。



しかし、この時秘密裏にもんず国とこーん国では「チンポス国の核資源の奪取」を目的とする同盟が組まれていた。こーん国が国力を回復する間、もんず国の侵略作戦は静かに進んでいた。そして6年後の2020年、国境でついに戦争が起きる。

 


この時、核資源の無いこーん国は核資源の源であるニューヨークになんと原子爆弾を投下した。16年前の核誤爆事件の際にチンポス国から資源として送られた核資源を温存していたのである。これによりニューヨークは都市の半分を失い、同時にもんず国からの攻撃を受ける事になる。

 


チンポス国の核資源によるロボット兵器と、2度の弾道ミサイルによる攻撃で首都の80%近くを焼かれたこーん国だったが、密かに配備していたステルス機や、地上部隊の物量攻めにより、地上での戦闘を圧倒。大陸の反対側ではもんず国による苛烈な攻撃でニューヨークは陥落寸前であった。

 

※画像はバトルフィールド2142

友好関係にあったブカレストにまたしても核を誤爆し、四面楚歌となったチンポス国。そして2024年、ついにもんず国によりニューヨークが陥落。核資源の奪取に成功し、チンポス国は国力を失った、かに見えた。しかしその一年後、事態は思わぬ方向で幕を閉じる。
 



2025年、チンポス国の首都ワシントンより宇宙への移住を目的とした宇宙船が発射されたのである。核資源に気をとられ、首都で進むアポロ計画を見逃していた他国を尻目に、チンポス国は核で汚れた地球を捨て、新たな星へと旅立っていったのだった…。



っていう感じで、別にどっかの映画のプロットでもないし、わしの妄想でも何でもないし、いや物語風にはしたけど、大体こんな感じのゲーム展開になる。

ゲームを終えると、「人類はこうやって文明を作ってきたんだな」みたいなしみじみさを感じ、なんかちっちゃい頃に見たドラえもんのびたの創世日記とかを思い出したりする。

まあ、そんな感じで面白いのでオススメです。プレイするとマジ疲れるけどな!

おわり。
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