粗食のグルメ 第2話「千代田区お茶の水 合法フードが如き二郎系」

非常に早い段階でエンドコンテンツ出してきたなと思ったお前、

そうだね😂



俺はラーメン二郎(系)が好きだ。
あまりに好きすぎて、京都から札幌までの営業してるラーメン二郎全店舗(40店程)を制覇してしまった。マジで。(その話はいつかしようと思う)

何が好きって豪快なビジュアル、家ではなかなか出せない味、圧倒的なコストパフォーマンス、貧乏な俺にはもってこいの食事だ。

茶水の魔物


さて、楽器の街ことお茶の水に、その立川マシマシ5号店はある。本家二郎にインスパイアされた二郎系というやつだ。
通勤の都合がいい所にあるので、帰りにふらりとメシを食いにきた。

楽器屋さんの隣に突如強そうなラーメン屋があるのはちょっとおもしろい。
隣の店も「カロリー」とか書いてあって強そうだ。

店は仕切り付きのテーブルが数卓の、まぁ…割と普通の店だ。

中ラーメンの食券を買い(麺300gまで同料金)、店員に渡すとトッピングを聞かれる。
(二郎だと提供前に聞かれる事が多いが、先に聞いてくる店もある。)

普段通り…でもニンニクは卓上にあるから…
「ヤサイマシで。」

食らう

程なくしてラーメンが提供される。



これは…多い。
普通のラーメンとの比較じゃなくて、平均的な二郎系でいうヤサイマシマシみたいな量のヤサイがやってきた。
後で調べるとマシで1kg増されるらしい。またノートPC食ったのか俺は。

ボリュームがあって、味も濃くてコクがあり、肉はデカくて柔らかくうまいし、ヤサイの上のアブラさえ食べて美味しいと言える味。ここははっきり言ってアタリだ!

何度も食らう

本店系列の方が総じてワイルドな盛りや味な傾向ではあったのだが、この立川マシマシはインスパ系にしてかなりウマい。
いくら美味くても、あまりに遠いと中々食べに行けないのだが、通勤の途中にあるとなると…



次の時には、強い感じのそぼろがかかったマシライスを。




また次の時には上にかかったアブラをマシに。

と、パワーを付けたい日にちょくちょく通っていた。

突然の別れ、そして法律ギリギリのメニュー。

そしてある日、腹が減ったとフラリお茶の水に寄ると…
「本日営業最終日」

なんと…折角いい店を見つけたのに…と動揺しつつ、珍しく行列へと並んだ。

並び途中にSNSをチラッとチェックした俺は、危険なメニューを発見する。

「デラックスマシライス、ご飯を麺に。アブラマシ。」

この危険な呪文を唱えると、



このようなヤバい物が出てくる。

はっきり言ってこれは法律ギリギリの、現時点で法規制されていない合法フードだ。
一口食べるとその旨味、そして強い甘みと塩っけに驚き、どこをどう食っても溢れ出るパワーに圧倒される。

圧倒されすぎて最後の方で飽きてくるのだが、ふと、マシライスに最初に提供される謎のスープ(マジで謎)を、なんの気なしにエイヤ、と丼に注ぎ、スルスルと啜ってみる。
(ちょっと写真が汚いです。)



大変だ。二郎になった。

油そば然としていたこの危険なフードは、ラーメン二郎だったのか。

俺は倒すべき宿敵が実の父親だったみたいな衝撃を受けつつ、なんか勢いでスープを飲み干した。
そして、いつか立川の本店に行こう、と胸焼けでハンパなくキツくなりながら、中央線に揺られるのだった…。

ごちそうさま。
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