ベスパ記:タイヤのチューブ交換

パンクしたりガス欠したりとベタベタなトラブルに見舞われまくるワシ。

深夜のタイヤ交換事件から一夜明け、押したり引いたりで筋肉痛の体にムチ打ってとりあえずダイソーやらシマホやらに工具等を買いに行く。

道中そこそこ乗られてるスペアタイヤのリアが気になったが、全く問題なく元気に走っている。
でも折角ヒゲ付きのタイヤなんだからそっちを使おう。タイヤ自体に穴がないっていう事はチューブのパンクだろうし。(ベスパはチャリみたいなチューブタイヤなのだ)

で、工具をひと通り買ってから、帰ってスペアタイヤをホイールから外す作業をする。
ホイールが二枚合わせ、フタと本体みたいになってるので、ホイールの13mmのナット6つを外し、チューブレスタイヤみたいに踏んだり蹴ったりなんだかんだすれば外れるらしいので、まあチューブレスに比べたら合わせて圧着してるだけだし簡単だろう、

と思ってたら、マジで外れないの。
めちゃくちゃ硬い。◎みたいになってて、フタ部分が輪っかみたいになってるので、真ん中を足でグイグイ押すとタイヤ自体は伸びるんだけど、そのホイールにハマってるタイヤが全然取れない。フタの方すら取れない。

もうホントに踏んだり蹴ったり水やら石鹸水やらオイルかけたりしたんだけど、ちっともホイールから外れる気配がない。

でやってる内に日が暮れて来て、家にタイヤを持ち帰って色々試した結果、
「チューブの交換だからチャリみたいにチューブだけ引っ張り出せばいいんじゃね?」と気付き、真ん中を足で押して出来たスキマにでかめのラチェットレンチをつっかえさせてスキマを作り、そこからチューブを引っ張りだす事に成功。


で、チューブを引っ張りだして(バルブ部分に注意)、どれどれパンクはどこかなと見ると
衝撃の事実が発覚。

チューブにパンクの補修跡が…1、2、3…4…
よ、四カ所も補修してある…!

他にも二箇所あったけど、上の赤丸の所から漏れてた

その中の一つのパッチが剥がれてて、そこに目視できるレベルの裂けたような穴が。
た、タイヤはヒゲ付きなのに…おいちゃんどうしてチューブ交換してくれなかったの…

ま、まあ遅かれ早かれパンクしやすいとは言われてたし、こういう時に経験しておいて良かったとプラスに考えて、翌日バイク洋品店にチューブを書いに行く。

ネットで調べると、「L字バルブの3.00-10 or 90/90-10のチューブを使う」と書いてあったのだが、お店には3.50/4.00-10の奴しかない。
取り出したチューブを見る限り、3.50/4.00-10って書いてあるけど大丈夫なのか…いや、4箇所もパンクするまで走ってたんだから大丈夫だろう、と購入。そのまま店先で前日と同じようにレンチをねじ込み、ちょっと空気を入れたチューブを入れた方法と同じく戻し、ナットで止めて空気入れて終了。

所用を減り気味のタイヤで不安にこなし、帰宅してから後輪を元に戻すべく、ボルトと長ナットの簡易ジャッキを早速使ってみる。





先に後輪のボルトをゆるめ、適当なジャッキアップポイントでナットをクルクル回すと簡単にタイヤが浮いた。そしてタイヤを外す。こりゃナイスだ。

と思ったら、写真手前側にタイヤを滑りこませて取り出すのだが、この簡易ジャッキが邪魔でタイヤが取り出せない。奥側から取り出すには高さもそこまで稼げないので、しょうがなしとベスパを持ち上げてタイヤをジャッキごと手前に滑り出させ、そのままジャッキを必死で戻す。



…あ、これ持ちあげたまま替えるタイヤを戻さないとダメだ、やべえ結構めんどくせえ…とタイヤのない後輪をガツガツぶつけそうになったり、 後輪のプレートを固定する小さいナットが緩んでてそれを直したり、なかなかうまくいかず、体力もどんどん削られて、イカン!と思ったらもう後の祭り。

ダシャーン
とやってしまった。
…やってしまった。(写真を撮る)

やってしまった…が、

この状態で急いでタイヤを交換する。

ものの1分程度でナットを仮止めし、車体を起こして立たせてから本締めする。







ちょっと不安になってエンジンをかけてみるものの、全く問題なく快調にエンジンが始動する。







これジャッキいらねーーーーーーーーーんじゃね??!?!?!???!?!?!?!?!









大事に大事に乗ろうと思ってたベスパだが、
「当時乗ってたイタリアンも『マンマミーア!パンクだ!』とか言ってジャッキなんかないから横倒しにしただろう」
「こいつはゲタなんだ、大事にはするが、そこまで神経質に使ってたらラチが開かん」 
と吹っ切れた瞬間であった。

空気を入れて、タイヤの交換は終了した。
そこまで難しくはないけど、疲れるしめんどくさいからあまり起こって欲しくないなぁ…パンク。

つづく
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