いよいよ免許取得も大詰め。果たして一発で合格できるのか…
やきもきしながら試験当日。
教室で説明とコースが発表される。わしは2コース。一番多く走ったけど昨日走った時にちょっとミスしてたコースである。
緊張しながら装備を身につけ、クラブハウスで先に走る大型二輪の人を固唾を飲んで見守っていると、教官が「座って待ってなさいよ~、まるでお通夜じゃないですか~」とか言ってくる。
本当のお通夜にならんように…と思いつつ、大型の人は完走。走ってスタート地点まで向かう。
さあて、し、試験なんだな。緊張するんだな。まずはバイク持ってサイドスタンド戻して…
教官「おいおい!」
わし「ふえ?」
教官「礼忘れてる礼!」
わし「あああ??!?!?ああよ、ヨロシャーッス!」
落ちるのではと思った瞬間であった。
ともかく発進。すぐ障害物を避け、ぐるぐるとややこしく曲がった後、クランクに入る。難なくクリア。
そのまま直線に入ったところで突如無線から
教官「ザザーぎS字ねザー」
…は?け、検定中になんか補助受けたら失格だってさっき…いや違ういや普通に走れわし。
めっちゃ動揺しながらS字に突入し、これを突破。
落ちたり足着くと一撃でアウトの一本橋をソロソロと通り抜け、クリア。
そのまま次は外周へ回り、急制動へ。
40キロまで加速して、30キロは越えそうなスピードで突入しフルブレーキ!
止まれた。確認して発進。
その次、踏切入る前にまたおっさんから無線が来てビビるが、踏切、障害物を避けて40キロまで加速もクリア。
最後の坂道に入り、後方確認し、ブオオとふかしてクラッチを繋ぐ!むしろ練習の時より快調に発進し、そのまま下って発着点に戻り、手順通り停止し、後ろ確認してから降りる。礼。
わし「アザザッザザアアs-シッタ!! 」
お、終わったぞ…?
教官からの一言を聞く。と思ったら普通二輪の人が帰って来たのであわてて逃げる。
「なんかねぇ、アクセルの開け方が雑なんだよね、スロットルしゃくるとガクガクして不安定になるよ。もっとスムーズに開けた方がいいね。じゃ、戻って帰る用意してね。」
放心状態で他の受験生と待合室に行く道中にふと、
「これ、小型二輪って課題走行はイージーモードだけど、結局法規走行やらはどのクラスでも同じだし、大してイージーモードじゃないんじゃ…」とつぶやき、乾いた笑いを取る。
生きた心地のしないまま待合室で待つ。
中型の人は最初の方に軽く雑談したエリミネーターに乗りたい学生さん。
大型の人はなんと今日ハヤブサを納車で、受かったら速攻免許センターへ行って帰りがけに乗って帰ろうとしてたお兄さんだった。すげー。
口数も少なく待っていると、ついにモニターに結果発表が!
「では結果を発表します~」
わしの番号は小型の1番…
?
あ、
あ、
あ、
いや、わしは小型限定だけど普通二輪扱いじゃああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアあああああああああああああああああああ
やったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ややこしい表記で一瞬心臓が止まりそうになったが、無事全員合格!全員でハンドシェイク。
なんというカタルシス!こんなにうれしい事は久しぶりである。
全員で浮かれ気分で教室へ入り、終始和やなムードで、ガードレールに左足が挟まれ、ちょん切れた足が事故現場に落ちてた話、ちょっと縁石にぶつかったと思ったら右足の足首から下が無くなってた話、その他小樽やら支笏湖の二輪の死亡事故の話などなど、つまり散々脅された。
まあわしはベスパだからそんなにスピード出ないし、足はしまって乗るものだからまあ強いて言えば遅すぎて危険な方のアレだろうなぁとか思いながら卒業証書をゲット!
あとは免許センターへ行って手続きすれば免許が発行されるという事だ。
そして後日、手稲の免許センターへ向かい、諸々の手続きを済ませて…
![]() | |
ビフォー |
![]() |
アフター |
ちなみに免許の更新が近かったのだが、免許取得により更新された。
手数料で4000円ぐらい取られたのだが、まあ免許更新費と考えたら仕方ないか。
申請してから三時間ぐらい待って受け取るだけで、取得時講習みたいなのも無かったしね。
ともかくこの一ヶ月程度、ちょっと大変だったけどなかなか楽しい教習だった。そしてやはり、
「二輪を買わなくては」
と思った。それはつまり、
働 け っ て 事 だ ね 。
おわり
次回は折角なんで二輪取りたい人の為に実際やってみて思った事とかを色々まとめようと思う。
今回のエンディングテーマ
スポンサーリンク
スポンサーリンク