小型限定普通二輪免許取得記録 3

あらすじ:
今だ気温0度近い3月末の北海道で二輪の教習を受ける一人の無職。今回はAT車と一本橋だが生きて帰れるのか…


という訳で教習三回目。
まず大通まで原付で行って適当に止めてから送迎バスに乗る戦法を使い、寒さを和らげる。

教習所に着き、二輪のクラブハウスに向かうとピンクナンバー(91cc~125cc)のスクーターが!

スズキ・アドレス125

ちっさ!
わしの原付ヴェルデ号と大して大きさ変わらんな!
それもそのはず、このアドレスは原付もあって、それの125cc版みたいなもんである。
ちなみに普通二輪だとスカイウェイブっていうこんなのに乗る。

…しかし、やっぱちょっとなぁ…見た目は…やっぱりカマキリというか…
ヴィッツとかもそうだけど、この手の車は白物家電というか、足車っていうイメージが強くてなんだか。要はわしがファッションクソ野郎ってだけなんだが。

まぁ教習車の見た目に文句言っても仕方ない。教習開始。
まずは乗り方を教わるが、原付と全く同じ(右手前ブレーキとスロットル、左手後ろブレーキとウインカー そんだけ)。
教官いわく、現行車種で30万も出せば買えるとかなんとか。やたら「いい車種だと思いますよ~」って推してくる。スズキの回し者か??????

説明も手短にコースに出る。
じゃあ行きますよ~と教官の後に着いて行く訳だが、わしのボロボロのヴェルデ号と違って、125ccだからもうすんげえキビキビ走るのなんの!
最初ちょっと暖まってなくてエンストしたけど、余裕で教官のバイクについて行ける。
普段走りなれてるスクーターだからってのもあるけど、「なんて走りやすいんだろう」とコースを数週して思ってしまった。流石「乗るための車」ファッション野郎とは大違いだ。

素直に走りやすい!と感想を述べると「いや~ぼくもホント欲しいくらいですもん。」と教官。まぁ札幌は雪降るからそこまで普及はしてなさそうだけど、雪のない地域でこいつがあれば最高に重宝しそう。

そんな感じで坂道発進も急制動も40キロ加速も楽々こなすと、次は一本橋に突入。長さ15m、幅30cmの出っ張りを五秒以上かけて渡る。
一発目は…二秒で脱輪!車体をヒザで支えられないため(ニーグリップ)、一回傾くと死ぬる。
落ち着いて二回目。最初さえ真っ直ぐ乗ってしまえばあとはなんとかかんとか体重移動して…突破。
その後数回やった感じだと、ATなら一回橋に乗って半分程進んだらアクセルを抜いた方が時間的にも安定的にもよさげ。

次にS字、クランクと突入するが、これは特に問題なし。元々原付サイズだから狭い道は楽勝だね。
っていうかこれ例のCB125でやったら死にそうな気もするが…まあ、練習だ。

後は、コース外で姿勢移動を教わる。
アクセルを抜くと車体は傾きやすくなり、アクセルを入れると車体は真っ直ぐ安定する。
これを生かし、カーブから逆の方向に切り返す時、ブォンと加速すると体が真っ直ぐになって切り返し安いという事らしい。恐らくスクーターよりもCBに乗る時に重要になるであろう。

とまあ、原付二種スクーターの乗り口を堪能してる内に教習終了。
終了後もやたらアドレスを褒める教官。なんだかなぁ…。
あとどうでもいいけど次回の予約を入れる際に、ベスパに乗りたいとの話をすると、教官が口々に「またマニアックな…」って言う。世間のベスパのイメージってそういう感じなのね。

次回、まだやってなかったの!?適性検査の助言!教習内容はシミュレーター!
「もしかしたら二時間目もあるかもしれない」!?シミュレータとはいえ初の2コマ連続教習にわしのもやしっ子ボディは耐えられるのか!?

つづく

 今日のエンディングテーマ
スポンサーリンク


スポンサーリンク