ゲームの話:ARMA2

ヒャッハー!

またゲームの話。
今回はリアル系FPSもとい軍事シミュレータ、ARMA2。

地獄の黙示録やプライベートライアン、
ブラックホークダウンみたいなのをゲームに求めてる人
そういう人には相当面白いっていうか他の追随を許さないね。

FPSというのは一人称視点のシューティングゲームの事で、ゴールデンアイとかが有名。
こういう感じのクソ野蛮なゲーム
で、このarma2はゲームというより軍事シミュレータの気が強いいわゆる"リアル系"の戦争ゲームで、400m先ぐらいに伏せてる豆粒ぐらいにしか見えない敵から頭を撃たれて一発で死んだり、撃たれたらケガをして手当てしなくてはならなかったり、戦争のリアリティを追求したゲームになっていて、操作も難しければゲーム自体の難易度も高い。

そんなシビアなゲームシステムで、戦争らしく「敵の基地を攻略しろ」とか「電波塔を破壊しろ」みたいなミッションをクリアする。
敵にまっすぐ突っ込むだけ撃たれて死ぬので、作戦や計画が重要なゲームである。

ともかくクソマニア向けでコアなゲームだと伝わったと思う。
参考レビュー
http://www.4gamer.net/games/042/G004254/20090730040/

しかし、このゲームの魅力として、"オンラインで協力できる"というのがある。

複雑な操作はゲーム内で取れる行動の豊富さ、高難易度は緊張感と達成感につながる。
遠くから撃たれれば近くの遮蔽物に逃げ込んだり、草むらに伏したり、丘から敵を偵察してどう攻めるか皆で考えたり、味方が撃たれれば煙幕を炊いて安全な所まで担いで行って手当てをしたり…

こんな感じ
とにかく知り合い等と皆でプレイする事により、1プレイが戦争映画のワンシーンのような緊張と刺激の濃い内容になる事間違いなしで、戦争映画のようなゲームを味わいたい人にはたまらないだろう。

そして最近やった面白いモードとして、Domination!というゲームモードがある。

これは、ユーザーが作成した協力プレイモードであり、有志(大体海外)が作ったゲームサーバーに接続して遊ぶ事ができる。プレイ人数は最大で50人ぐらい。

内容としては、基地から戦闘地域に移動し、ミッションを終えて帰還する…という戦争の一部始終をギュっと濃縮し、かつカジュアルに遊びやすくしたようなモードになっている。
これがとにかく波乱万丈な展開を生み、映画的で大規模なゲーム体験になる。
http://wikiwiki.jp/arma2/?Domination!

具体的な内容を体験を交えつつ説明しよう。


まず、ゲームは基地からスタートする。
基地では装備と乗り物が用意されており、各人好きなように準備したり、乗ったりできる。
また、分隊と呼ばれるオンラインRPGでいうパーティのような物に入る事ができる。これは10名程で構成され、入ると各人の位置とリーダーからの無線指示が聴けるという仕組み。
こういう時まったりするのは万国共通らしい
そうして準備を整えているとマップにミッション内容が追加され、各人何らかの形で現地に向かう。(リーダーにやる気があれば作戦の説明をしてくれたりする)

基本的にはMHQと呼ばれる前線基地を作れる車両があり、それに弾薬を積み込んで移動、またはヘリで吊って現地付近に投下するという流れになる。前線基地を作ると基地からMHQまでのテレポートと弾薬の補給が出来るのでとても重要だ。
チヌーク すごいでかい輸送ヘリ
移動には主にヘリや車、装甲車等があり、パイロットが現地付近まで運転する事になるのだが、ここで事故が起こったりして大変な事になったりする。
大変な事

何とか飛び立ったとて、現地付近には見回りの攻撃ヘリや戦闘機、対空砲がウロチョロしていて、乗り付けたヘリが生きて帰る事は至難の業だ。

ヘリ内ではフランクな挨拶や「もう緊急脱出の用意してる」「隣の奴中国人なんだけど」みたいな会話が繰り広げられる
なんとか現地に到着し、基地を展開すると、いよいよ戦闘区域に入る。
主な任務は「拠点の制圧」「敵の殲滅」「特定車両の破壊」「電波塔を破壊」などなど。

リーダーがしっかりしていれば先導してくれたり、その場で指示をくれたりする。無い場合はとにかく突っ込むしかないのだが、どちらにせよその雰囲気はまさに戦場だ。

ダッシュ!多分鬨の声が上がってる

壁際を慎重に進む 戦争映画さながらである
まず敵の弾に当たる事の無い様に進まなくてはならないので、普通のFPSのように走り回って敵を探さずに、可能な限り慎重に行動する。敵に撃たれた場合は伏せるか、遮蔽物に隠れてどこから撃たれたかを判断、攻撃して排除するか、または逃げるか。
運悪く弾に当たってケガを負ったり、行動不能になる事もしばしばだが、仲間が近くに居れば蘇生や手当てをしてもらえる。

この手の任務で特に恐ろしいのが機銃の付いたトラックや戦車であり、見つかれば一瞬で木っ端微塵にされてしまう。ロケットランチャーは非常に重要である。
これらを撃破し、街中を殲滅、拠点を確保するとミッションクリア。

拠点を制圧!
クリアしてもゲームは終了せず、次の任務が与えられるので、迎えのヘリで帰還するか、次の拠点までMHQで移動し、次の任務に挑む。
この迎えがまた無事に帰れるとも限らず、残存するヘリ等に攻撃されて撃墜されてしまったり、
「帰るまでが遠足です」という言葉をしみじみと実感させられる。
このヘリ、修理して乗ったはいいがボロボロすぎて全く舵が取れず、全員が爆笑しながら墜落するという悲しい結末に…
このモードをプレイして感じたのが、まるでMMO(FF14とか)のようなFPSだという事。
基地(街)で用意をしてパーティを組んで、戦闘区域(狩場)近くの拠点へ行ってから実際に戦闘し、終わったら帰還する、という点がとても似ている。

しかし、MMOはミッションをクリアして経験値を稼いだり、レアアイテムを狙うのに対して、このDomination!はあくまで戦場の体験を目的としている。これが決定的な違いだと思う。

メンバーも作戦も全て不確定で、それでも皆必死で生き残る事とミッションのクリアを目指す。
ある意味一番オンラインゲームらしいゲームっても良いかも知れない。

まあ英語のやりとりがメインだし、結構高スペックを要するPCゲームだから普通のゲームやってる人には敷居が高いかもしれないが、ちょっと興味が出た人はfree版があるのでやってみて欲しい。ハマるぞ。

 おわり
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